株式会社リソース・インターナショナルより
海外の最新トレンドを
「Resource News」としてお届けしています。
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NEWS

1月、ドイツおよびフランスにて、インテリアの3つの大きなフェアが開催されました。

ハイムテキスタイル 2026

1月13日から16日の4日間、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場にて開催されました。ハイムテキスタイルは、1971年から55年にわたり開催が続いており、長い歴史の中で名実ともにインテリア・マーケットの重要な地位を築いています。今年の出展者数は3,000社と例年並みとなりましたが、来場者数は48,000人と微減の様子でした。昨年話題となったパトリシア・ウルキオラ氏のインスタレーションも継続、「among-all」をテーマにAI・デジタル主導のアート作品を展示していました。

 

パリ・デコ・オフ 2026

1月14日から17日の4日間、パリ市内で開催されました。パリ・デコ・オフは、パリの街全体を会場にしたオープンショールーム形式のインテリア・デコレーションイベントで、世界中のデザインプロフェッショナルや一般参加者を集めるイベントです。パリ・デコ・オフは、この数年で着実に規模を拡大してきており、特に今年は、昨年実績の100余りから150ブランドにまで出店が増え、近年では過去最大級の規模となりました。

 

メゾン・エ・オブジェ 2026

1月15日から19日の4日間、パリ・デコ・オフの開催と合わせ、パリ郊外の展示会場ノード・ヴィルパントで開催されました。メゾン・エ・オブジェは、インテリア、家具、装飾雑貨、テキスタイルなど生活空間にかかわるすべてのカテゴリーを包括する国際見本市で、最新のデザイン、素材、空間アイデアを一同に集める展示会となっています。出展社数は2,300社と例年並み、来場者数は67,000人と微減の様子でしたが、国際的な参加と多様な商品構成で、インテリア・デザイン見本市として変わらず世界的な認知と集客を維持している様子でした。

TOPICS

トレンドの芽   ~ 展示会視察メモ

年初に行われる展示会は、各ブランドにとって新作を発表する重要な機会であり、プロモーションと同時にその年の動向を見守り、良いスタートを切りたいという熱意が込められたイベントです。

 

弊社では、今年もフランクフルトとパリの展示会を訪問し、新作サンプルの買い付けと視察に行ってまいりました。会場を巡り、商談を通じて感じた今年のトレンドの兆しについて、「トレンドの芽」と題してお届けいたします。

本記事では、以下の内容でお届けします。
   1)ナチュラルカラー、ブラウンカラー
   2)クラシカルデザイン
   3)ファー
   4)アウトドア
   5)カーテンスタイル
1)ナチュラルカラー、ブラウンカラー

今季も、ナチュラルカラーの流行は続いています。

ベージュ、アイボリー、グレージュ、テラコッタ、オリーブ、木肌色など、主張しすぎず調和のとれる色は「無難」として選ばれやすく、また売れやすい理由の一つですが、それだけではなく、より大きな流れを感じます。

 

特にベージュ系のカラーバリエーションが増えており、各ブランドがベージュの近似色を充実させ、微妙な違いを選べるようにしています。また、茶系やテラコッタなどの色も昨年に続き多く見られます。落ち着いたオレンジのようなテラコッタは、ナチュラルカラーとも相性がよく、華やかさがあり目を引きます。

ナチュラルカラー流行の背景となっているのは、ウェルビーイング、バイオフィリックデザイン、サステナブル志向などといった社会的・文化的な流れであると考えられます。

 

ベージュやアイボリー、グレージュといった色そのものへの視点というよりも、むしろ色を感じさせないもの、安心感や普遍性を感じさせる演出としてナチュラルカラーが選ばれているように思えます。実際に「何色」とも表現できないような絶妙な色とそのグラデーションは、大きな需要を得ているように思われます。

2)クラシカルデザイン

ナチュラルカラーが主流の中で、クラシックなデザインへのリスペクトとも思われるスタイルも多く見受けました。

 

伝統的なクラシカルなデザインモチーフを再現し、色調はとても落ち着いています。ダマスク柄やペイズリー、そして懐かしさを感じさせる複雑な花柄など、格調の高さと少しの緊張感をもつクラシカルなデザインをモダンデザインの中に取り入れる演出は、ミニマルなデザインに慣れ親しんだ視点から見ると、新鮮さを感じさせます。

歴史のあるブランドは、アーカイーブデザインとしてクラシックなコレクションを持っていますが、糸の性能や織り技術の向上躍進により、より繊細な模様や複雑な色の出し方などが可能になっています。クラシックなデザインの新鮮味は、そういった品質の向上による部分も多いでしょう。

 

完成度の高いダマスク柄などは、現代のコーディネートよって新たな魅力を引き出します。時代を超えて愛される卓越したデザインといえるでしょう。

3)ファー

クッションなどの組み合わせの中に、ファーを取り入れるコーディネートを幾度となく目にしました。

 

ここ数年、ブークレーと呼ばれるモコモコした生地の流行が見られましたが、今季はより毛足が長く、滑らかな手触りの素材へと進化しているようです。思わず手を触れたくなるような演出は、人を心地よい空間へと引き寄せます。

4)アウトドア

アウトドア向けの生地やカーペットも、さらに充実してきています。日光による褪色に配慮し、ウォッシャブルを謳った生地は、テラス席などの屋外だけでなく、屋内用としても重宝されています。

 

鮮やかな原色やストライプといった「ザ・アウトドア」的なトロピカルなデザイン一辺倒から脱却し、ニュアンスのある色や様々なテクスチャー感のあるナチュラルなデザインが増えています。また、アウトドア用のラグを扱うブランドも増え、選択肢が広がっています。

5)カーテンスタイル

天井高のある欧米の部屋では、ハトメやフラットなウエーブカーテンが好まれており、海外のショールームやディスプレイはハトメタイプが主流です。

 

今回、いくつかのショールームで、ヒダ山を窓側にとるスタイルを見かけました。片ヒダや箱ヒダのように、ヒダにより生まれるドレープを楽しみながら部屋側はフラットに仕上げるスタイルは、とてもすっきり見え、生地の生み出すラインの美しさも映えるスタイルです。フラットな部分にトリミングテープをあしらうことで、よりデコレーションの自由度も増します。

パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2026では、白系の色「クラウド・ダンサー」が選出されました。余白と調和を象徴するこの色のように、展示会全般を通して穏やかな印象を与えるコレクションが多かったと感じられました。

 

一方で、少なくなっていると感じられたものは、「赤系」の色です。生地のカラーバリエーションにおいても赤系が少なくなり、ブラウンやオレンジに代わっているようです。また、サステナビリティに関しても、強く前面に押し出すところは少なく、このトレンドは一旦落ち着きを見せているようです。リサイクル糸を使用した商品が減っているわけではなく、むしろ当たり前のように紛れており、あえてそれを強調しなくても、サステナブルがスタンダードとして定着した、ということなのかもしれません。

 

今季発表された新コレクションのサンプルは、順次入荷する予定です。

ぜひショールームに足をお運びください。

PICK UP

新作商品や人気コレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。

 

Outdoor Rug    /  Rols(スペイン) 

屋外に敷くラグは、快適性を上げる機能的な役割を果たします。地面の冷たさや暑さを軽減し、衣服や持ち物が汚れるのを防ぎ、歩きやすリラックスした雰囲気を作り出します。また、何よりも、色や柄を取り入れることができ、空間を彩るデザイン面でも重要な役割を果たします。近年、アウトドア用ラグの需要も高まっており、デザインも徐々に豊富になってきています。
 
スペインの「Rols(ロルズ)」社は、1917年創業の歴史とノウハウを持つラグメーカーです。ウールやサイザルといった天然素材にこだわってきた同社は、サステナブルであるという軸からぶれることなく、リサイクルPETを使用した、アウトドア用のラグの生産をスタートさせました。
 
同社のラグは、サステナブルであるだけでなく、デザイン性にもこだわっています。織り目を活かしたデザインや、絶妙な配色など、センスのよさを発揮した高品質な製品は高く評価されています。
 
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